こんにちは、オリーヴです。広告代理店で営業が稼ごうと考えた場合、みなさんどうされますか?電話をかけたり、足しげく通ったり、HPをみつけてメールを送ったり・・そんな営業活動をしていませんか?そんな大変な思いをされている方におすすめなのが、不動産業界です。
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不動産広告の仕事とは
不動産広告の仕事は、端的に言えばマンションや一軒家の住宅などの不動産を専門に広告制作を行うことです。
一般的な広告と混同されがちな不動産広告ですが、他の分野と大きく異なる点は2つあります。
それは、金額が大きな商品を販売するための広告であるということ、そして関係法規の知識が要求されるということです。
一般的に不動産広告で目にする「分譲中3,500万円3LDK」と書かれたチラシやホームページ、テレビCMなどを見る通り、基本的にほとんどの広告対象となる商品、不動産は1,000万円をゆうに超えるものばかりです。
ここまで高額の商品を広告で告知するジャンルは不動産広告以外ありません。
そういったことからも、他の商品の広告とは一線を画す商品を扱っているということがわかるはずです。
また、こういった高額の不動産を販売するということは、当然様々な関係法規の規制を受けることになります。
それは主に「宅地建物取引業法」と「不当景品類及び不当表示防止法」の2つです。
この2つの法律によって誇大広告の防止と言う名目で様々な決まり事があり、こういった関係法規の知識を求められる広告ジャンルでもあります。
わかりやすいものとしては、表示項目の基準として定められている賃料や価格、所在地や取引の様態、交通の利便性、不動産の面積、不動産の設備・施設、そして各種施設までの距離や時間などを適切に記載することが挙げられます。
このように広告業と言っても、やや専門性のある広告を取り扱うのが不動産広告であり、他の広告の一部というものではないという点に特徴があります。
不動産広告の業務
不動産広告の業務と言っても様々なものがあります。
主な部門だけでも不動産広告の営業や不動産広告図面の製作ディレクターといった全面に立って活動する業務や不動産広告デザイン制作などの後方で活動するクリエイティブ部門に別れます。
これら3つの部門が協力しあって、以下の業務を行うことが不動産広告の業務です。
不動産広告の主な業務
- チラシの制作と配布
- HP制作やネット広告
- DM制作
- 店頭用カタログや豪華なパンフレット
- ショールームデザインの演出や動画制作
まず、チラシの制作と配布業務は、文字通りチラシを作り、配布する作業です。
チラシの制作は単に商品の値段と写真、イメージを載せるというものではなく、場所や間取り、内装や築年数など規定された様々な情報を1枚の紙へ確実に表記させる必要があります。
加えて、文字の羅列になることなく、スタイリッシュに表現する必要もあるため、不動産知識とクリエイティビティの両方を要求される業務です。
配布に関しては、外注が多く取引のある新聞社のチラシ部門や近年は外部のポスティング会社に依頼することもあります。
この点は営業担当の方が携わるケースも少なくありません。
近年は、ネットの進展に伴いホームページ制作やネット広告の重要性が増してきています。
このネットへの対応は、すべての広告代理店業に言えることですが、不動産広告の分野も例外ではありません。
物件によっては、より購入後のイメージができるように様々な演出を行っているものや高級分譲マンションに関してはスペシャルサイトなどを開設しています。
ネット広告も盛んに出しており、スマートフォンの位置情報を反映させて地元新聞社のサイトやポータルサイトなどPVの多いサイトに頻出するような契約を行って掲出していることも少なくありません。
場合によってはDMによってPRすることも不動産広告の業務です。
見込み客とも言える客層を調査し、狙い撃ちにするようにして内覧会の案内などの形で行うケースもみられます。
店頭用のカタログや豪華なパンフレットも制作することがあります。
店頭用のカタログはシンプルながらも必要な情報や魅力的な画像を厳選して制作することや配置に関しても関与することが少なくありません。
また、まるで車のパンフレットのようなお金のかかったパンフレットを制作することも不動産広告の仕事に含まれます。
意外な業務としては、ショールームのデザインや特設サイトなどで動画制作を行うといった業務が知られています。
これらの業務は、成約率を高めるための広告業務の一環として行われ、クリエイティブスタッフや営業スタッフが総力を挙げて行う業務です。
不動産広告のやりがい
(仕事が一定にあり安定、案件単価が高い、都内ならマンションで儲かるとか、
不動産広告は、安定感や単価の高さ、そして露出度の高さが挙げられます。
広告業は、様々な業界の広告を扱います。
そのため、浮き沈みの激しい業界も多くあり、安定した顧客だと思っていたクライアント企業がいきなり契約を解除してしまうことも珍しくありません。
こういった不安定さも背景にある広告業にあって不動産広告は、コンスタントに継続した案件がほとんどであり、仕事数が一定にあって安定しています。
単価の高さも挙げられます。販売する商品がとても高額であることから、クライアント側も広告に力を入れることが少なくありません。
特に新築の高層マンションに至っては、依頼された際の単価が非常に高額であり、それ以外の分譲住宅や中古住宅であっても単価が比較的高い案件ばかりです。
東京都内に至っては、その単価が非常に高いことがほとんどで、大手の不動産会社からの依頼も多くあります。
そのため、広告業としては利益を上げやすい分野です。
最後が露出度の高さです。
チラシだけでなく、ネット広告や場合によっては目抜き通りに大きな看板を掲出することも頻繁にあります。
そのため、自分の関わった案件が様々な場所で目にでき、形に残る仕事としてモチベーションになることも少なくありません。
また、数百戸クラスのダイナミックな物件の広告に携われる可能性も魅力です。
不動産広告の大手の会社とは
不動産分野の大手広告代理店は、新生・エージェンシー、有朋社、プライムクロスなどが挙げられます。
新生・エージェンシーは、不動産広告を得意とする総合代理店です。
総合代理店としての強みを生かし、広告以外にも不動産販売のイベント企画を運営するといったプラスアルファの分野の広告も期待できるのが特徴といえます。
有朋社は不動産広告を中心に60年以上の歴史を持つ老舗不動産広告代理店です。
不動産広告という様々な規制がかかる分野にあって、あらゆる事例を経験してきたノウハウの豊富さは安心して不動産広告を委託できる企業という信用につながっています。
また、形を問わず様々な媒体に強みを持っているので、一度に多方面の広告展開を行うことも可能な企業です。
プライムクロスは不動産とweb広告に両分野に強みを持っているのが特徴といえます。
不動産領域で国内トップクラスの取引実績を持っているのも特徴で、近年はネットによる不動産販売の広告で頭角を現しています。
これら以外にも多くの不動産広告に特化した広告代理店がありますが、主な企業としてこの3社が代表的です。
不動産専門の広告代理店の年収は?
不動産専門の広告代理店勤務で気になるのは年収です。
結論を言えば基本的には高いものの、新興のネットによる不動産広告の代理店に関しては低い状況です。
先ほど紹介した大手の不動産専門広告代理店であれば、多くが500~800万円程度と大手の総合広告代理店にも引けを取らない高額な年収が期待できます。
一方、新興のネットによる不動産専門の広告代理店は、年収ベースで低く、300万円程度の企業が珍しくありません。
ただ、このネットの広告代理店も成長次第では、既存の不動産専門の広告代理店を超える年収になるポテンシャルを秘めており、必ずしも低いとは言い切れないのが現状です。
不動産専門の広告代理店は激務?
(休みが不動産会社と同じで火曜日水曜日で、土日は仕事とか、売買で常にHPの修正対応するとか)
広告代理店は基本的に激務になることが少なくありません。
不動産専門であっても例外ではないのが実情です。
内覧会などが行われる土日は不動産会社の担当者と共に出金する必要があり、見込み客のPRなどもメインは土日です。
また、休みに関しては平日休みになることが多いのですが、広告代理店の基本業務を行う必要性から、平日さえも出社を強いられることもあります。
これら以外にもネット上に展開する広告の管理や修正対応といった業務もあるため、代わりの社員がいない場合は、大変な激務になる可能性も否定できません。
不動産専門の広告代理店の独自の悩みは?
(やはり体力も必要、ネット広告がわからないとダメとか、地方ではなかなか成り立たないとか、田舎でできないとか)
不動産専門の広告代理店の悩みは、業界のストレス、高額商品を販売するプレッシャー、地方では行えないといったものが挙げられます。
不動産業界は、海千山千の人々が集まる世界です。
時に、非常に気難しいクライアントと仕事をしなければいけないケースも少なくありません。
こういった経緯から人間関係のストレスを受けやすい分野でもあります。
高額商品を扱うので、プレッシャーがかかりやすい分野です。
販売主の資本を超えた巨大なプロジェクトの広告を担わされるケースも多く、クライアント企業の命運がかかっているケースすらあります。
こういった場合は大変なプレッシャーが広告代理店にもかかるため、そのプレッシャーに耐えられる体力や気力がとても重要です。
地方では行いにくいのも悩みです。
基本的に不動産広告は、分譲一戸建てや分譲マンションなど新築の住宅をターゲットにしています。
そのため、分譲一戸建てやマンション、住宅用の土地といった不動産は、開発の盛んな都市部や一部の県庁所在地だけです。
こういった背景から、地方の市町村では仕事が行いにくく、勤務地が都市部に偏ってしまいます。
地方であっても看板や媒体が存在するので他の分野の広告代理店であれば十分成り立ちますが、不動産広告の広告代理店は、こういった点が問題です。
これらの悩みがあるため、不動産広告の広告代理店勤務を希望する方は注意しましょう。
不動産専門の広告代理店が伸長中の理由とは?
ネガティブな話題に触れましたが、不動産広告は伸張中の分野です。
都市部の再開発が盛んに行われており高層マンションも数多く着工されています。
そのため不動産物件は大幅に増加しており、それらを販売するための広告業務もニーズがあります。
特に東京の不動産価値の高さは、世界的にも注目されており投資対象として購入するケースも少なくありません。
コロナ禍が叫ばれる昨今であっても、不動産の需要は旺盛で、それらの販売を促進する不動産専門の広告代理店も伸長しているのが特徴です。
適切なエージェントへ登録すること
やはり、情報を収集し良い条件を手に入れ転職活動をすることは大事です。
マイナビは案件数が豊富ですので、まずは登録をしておきましょう。
パソナならサポートが手厚いので、まずは登録をしてみましょう。
JACリクルートメントは広告会社に豊富な案件がありますので、まずは登録をしてみましょう。
Dodaなら自動で条件に適した案件を送ってくれるので、忙しい転職活動も効率よく実施できます。
アージズジャパンは案件数が多いので、まずは登録をしてみましょう。