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広告代理店の新卒入社が難しい理由
大手広告代理店の新卒入社が厳しい理由の一つに、第一関門のESの突破があります。大手有名企業であれば、ESが送られてくる数は1万〜3万、多い企業であれば5万という数になります。
その中で、ESのみで突破できるには履歴書の学歴も含め際立ったものがないと難しいものがあります。採用も職種によって募集人数が変わります。特に広告代理店では、総合職部隊とクリエイティブ部隊に分けられていますので、さらに難関を突破しなければなりません。
ESで突破することが難しい
大手広告代理店でいうならば、ESが3万エントリーで、次のステップに進行できるのは数千人です。大手であれば、東大、京大、慶應、早稲田、が比重を占めています。
MARCHレベルの大学、日東駒専レベルの採用もあるといえばあります。
その中で、「この人すごい」という際立つものがないとなかなか突破できないのが実情です。
博報堂の新卒でSNSを運用していて、フォロアーが数十万という個性豊かな人、Youtubeをやっている人、TV番組に出ていた学生もいたとのことです。
ちなみに電通の新卒採用は、採用人数は例年130~140名程度。内2割が体育会系、女性は3割、理系は2・3割、大学院生は2・3割。倍率は男性約44倍、女性は約52倍とです。
50倍って、クラスに1人も受からない計算ですね。それは、本当に厳しい数字です。
面談で突破することが難しい
- 企業研究が足りない
- 熱意が感じられない
- 会社に入ってやりたいことが不明確
- 質問の回答になっていない
- 回答に一貫性がない
人前に出ることが慣れていて、話上手であれば落ち着いて回答できるでしょう。しかし社会人経験のない新卒者が面談練習を重ねても、数千人いる候補者の中で際立った回答すること自体が難しいです。
特に新卒の場合は実績よりは、ポテンシャル重視ですから。こんなことができますという差別化を見せることが実は難しいのが、新卒者なのです。
インターンに選ばれることが難しい
インターンの募集は、例えば電通の場合、
- 「電通デザインサマースクール」
- 「電通ワカモンアイデア実現インターンシップ」
があります。
インターンはどこの会社も人数に制限があります。そして、運よく参加券を獲得したとして、インターンで素晴らしい成果を他の人よりも出せるというのは至難の技です。
最終面談でも落とされるから難しい
ESを無事に通過し、面談、Webテスト、集団面接など、数々のステップを突き進んでいくとして最終の面談で落とされてしまう人がいるのも事実です。
厳しい新卒入社、受かったのは運としか言えない倍率と言いたい。しかし優秀と判断された学生が合格通知を受け取るの確かです。こんな優秀な人の中で際立つことがそもそも難しいと思えてなりません。
広告代理店なら第二新卒がおススメの理由
第二新卒とは
- 新卒入社してから1〜3年以内に退職し、転職活動を行う人。
- 年齢は25歳ぐらい
そんな新卒と対照的に、第二新卒入社は有利と言える部分があります。
新卒入社で辞める人が約3割も
会社によって数字は違いますが、厚生労働省のデータを見ると3年目に辞めている人数が多いようです。石の上にも3年と言いますから、3年まで頑張ろうと考えるのだと思います。
3年目以内に辞めてしまう理由
- 社風が合わない
- 業務内容が合わない
- 残業が多い
- もっと上位の会社に転職したい
確かに合わない場所で、合わない仕事をするのは辛いものがあります。遅くまで働き、心身ともに疲れてしまったという声も聞くことがあります。
大手企業の風土よりも、ベンチャー系の広告代理店は独特の風土があり、退職者が多いとも言われています。
第二新卒者が評価されるポイント
社会人での職務経験
一度社会人として勤めた経験が生かされるので、社会人マナーが備わっていることがプラスとなります。しかし、そうは言っても、スキルはあまり期待できるということではありません。
挨拶、電話対応、進行管理、見積もりや請求書の発行などの事務的なことはできる程度とみています。
支障がないケース:会社都合で倒産やリストラの場合
コロナ禍の影響で倒産やリストラに追い込まれた場合は、同情的にみてくれますので大丈夫です。
支障がないケース:キャリアアップしたい場合
社会に出てみたけれと、やりたい仕事ができず、もっと成長したいという上昇志向の高い人材は評価ポイントが高いです。
ポジティブでアグレッシブさを前面に出して転職活動すれば、誰の目からみてもやる気に満ちた人材として映ります。
支障があるケース:一年以内に自己都合で辞め、辞めた理由と志望動機に一貫性がない場合
退職理由と志望動機に合致しているならば良いのです。
やりたい仕事ができず辞めた、だから新たにやりたい仕事をする。という意図に沿っていなくてはなりません。
これがマッチしていないとなると、「忍耐がない」「我儘」な人間とみられてしまっても仕方がありません。
いずれにしろ、就活では厳しい状況ではありますが、正しいステップで進行できれば問題ありません。
まずは自分の強みを最大限に活用する
自己分析を行う
- 転職の目的(本来やりたいことな何か)
- 将来の目標(5年儀、10年後の目指すキャリアビジョン)
- 前職の経験を新しい転職先で活用できること
新卒の時にも実施した自己分析を改めて、社会経験も踏まえて行うこと。
どんなことが、新しい転職先で貢献できるのか、またポテンシャルがあるのか、しっかり認識した上で、転職活動に臨むことです。
簡単にできる自己分析のアプリがあります。
自分の適性をチェックしておくことで、客観的に冷静になれることがほとんどですので必ず事前にやっておくことをおススメします。
第二新卒者が気を付けるポイント
- 前職先のことを悪く言わないこと
- 長期で勤められること
- 熱意があること
採用側が懸念することを回答として用意し、言葉につまずかないようにスラスラ言えるまで練習しましょう。
採用する側も人間ですので、懸念点が払拭できる安心感が伝わってくれば問題ありません。
先輩社員からの応援メッセージ
- 前職を辞めた理由はいくつかあるかもしれませんが、あれもこれも言わないことです。
- 後ろ向きではなく前向きに捉えて、ポジティブ志向でいることで運も開けます。
就活中でもスキル向上で好印象を
就職活動中でも、時間を見つけて勉強することをおススメします。
やはり、向上心旺盛な人は積極的に採用しようとするものです。常に向上心を持って前向きな人を企業は採用したいものです。
- Webマーケティング
- ITリテラシースクール
- 英語スクール
おススメ書籍は、佐藤可士和さんのクリエイティブシンキングや仮説志向(元BCG)、JOB理論など、面談でも役にたちますよ
第二新卒らしい職務経歴書のポイント
経歴書も確認しますが、第二新卒では、職務経歴書の書き方がとても重要になってきます。
- 文字はきれいに
- 誤字脱字に注意
- スキルの要約を上位に
- 職歴は時系列に
- 成果は数字で書く
何度も何度も書き直し、プリントアウトして確認します。案外目視で確認することと、プリントアウトしてみるとでは違っていることがあります。
第二新卒が面談で大切にすべきポイント
- 身だしなみは清潔感を大事に
- 服装はスーツ(黒や紺の渋め)
- 受け答えは、ハキハキと
- 落ち着いて回答する
- 数字を使って説明する
- 長い髪の毛は結ぶ
第二新卒の入社の奥の手は契約社員
大手になればなるほど、正社員は難しいのが実態です。契約社員も選択肢に入れてまずは入社を目指してもいいでしょう。
その後、成果がよければ正社員の道を検討するということができます。入社後に採用試験を受けることができる場合もあります。
第二新卒から転職エージェントがおススメ
第二新卒の転職なら、プロの転職エージェントなら安心です。
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まとめ
新卒入社は実は高い倍率で難しい側面が多いのが実態です。であるならば、第二新卒で希望の広告代理店に転職するのがいいのではないでしょうか?
しっかり社会人経験で経験を増やし、成果をだし、スキルを磨き続けて行けば、突破できることが多いのです。
また、どうしても大手を狙いうのであれば、正社員ではなく契約社員を狙いという手があります。クライアントや上司に気に入られれば、採用試験の手段もあります。
真面目にコツコツとこなしていけば、大手でも正社員になれる道があります。