サイン・ディスプレイ業界の地方の有力会社【愛知・名古屋編】

オリーヴ

就活アドバイザーのオリーヴです。

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広告代理店の仕事が楽しくてやっぱり幸せだから辞められない！このサイトにご訪問いただきありがとうございます。私ことオリーヴの自己紹介をさせていただきたいと思います。まず、私...

まずこの記事に辿り着いて、読んで頂けることに心からお礼を申し上げます。

仕事の悩みは、恋愛の悩みとはまた別の大きな人生の悩みです。そんな悩みを持って働くことは辛いことも多いのではないでしょうか？

私のポリシーは、好きな仕事で幸せになることです。好きな場所、自分に合う仕事、お金のこと、人間関係など、働く職種は違っても人にはそれぞれ選ぶ基準があります。だから、読者の皆さんの基準で仕事で幸せな選択をして欲しい。という願いを持っています。

あなた合う会社を探すことはいくつになっても素晴らしいことと考えています。

でも、転職で失敗はしてほしくない、だから事前にきちんとチェックして転職に臨んでほしいのです。サバイバル人生の私の失敗を同じように繰り返さないでくださいね。

オリーヴ

さて、今日は名古屋のOOHの会社をご紹介します。OOHに強みを持つHさんの記事です。

Hさん

OOHに長く務めてましたので、社長や会社の創業時の話、最近の動向についてもヒアリングしています

今回の記事でわかることは、名古屋の主要なOOHの会社がわかります。

Hさん

名古屋で暮らすことはワークとライフを楽しめます。仕事でもいい経験を積めます。

＜この記事が役立つ人：名古屋で仕事をする選択肢を検討したい方＞

・名古屋で実力をつけて近畿や東京へ転職したい人

・サインディスプレイ業界で能力を高め年収アップしたい人

・名古屋の自然の近くで、仕事とプライベートを充実させたい人

Contents

サイン・ディスプレイ業界　地方の有力会社　愛知・名古屋編

名古屋で成功した会社は日本を代表する企業に成長するといわれるくらい、名古屋で商売するのは難しいといわれています。

そして、ここから発祥した会社は、とにかく商売が上手で、成長した大きな企業が多く、トヨタをはじめ愛知県から全国規模で営業展開しているところはたくさんあります。

ここでは地元密着型の企業から各地に拠点を持って活動している企業まで、サイン・ネオン会社、広告代理店、ディスプレイ会社、ストリートファニチャー会社まで幅広くご紹介したいと思います。

カトウスタヂオ

カトウスタヂオ

名古屋市中村区若宮町4-39
グループ社　有限会社フタバ美装
あま市中萱津稲干場16-2
株式会社ニホンディスプレイ
大府市横根町名高山15-3
従業員33名
売上高11億2500万円
加藤典朗社長

展示会や見本市、イベント、文化・商業施設など、名古屋ばかりでなく全国規模で仕事をしている代表的なディスプレイ企業です。創業は大正13年、100年近い歴史を持った会社で、見本市の展示ブースをはじめ、ショールーム、博物館、店舗装飾、サイン関係は誘導サインや会場マップなどを得意としています。

特に地元で開催された万博「愛・地球博」では、愛知県館、国連館などを手掛けた実績があります。

ディスプレイは展示技術だけではなく、企画・デザイン・提案力が重要ですからプレゼンテーション力が重要。

その点同社は長年の実績があるので、技術力とともに提案力を発揮し、付加価値の高いサービスを提供してきました。

採用は、営業企画、デザイナーを随時募集しています。勤務地は名古屋で転勤はありません。給与は月給21万円以上、31歳で年収470万円をモデルとして発表していますから、平均年収より高い部類です。

応募は履歴書を郵送する方法で、面接は随時行っているようです。

サイン関係は女性には厳しい環境かもしれませんが、ディスプレイはこまかいプランニングなどは女性向かもしれません。ただ、デザインの仕事を目指すならば、まずは就職エージェントに相談して候補に入れてみるのもいいでしょう。

アイセイ社

愛知県名古屋市中区新栄２丁目３６−２７
従業員21名
売上高9億1500万円
辻雅人社長

昭和15年創業で80年を超える歴史を持つアイセイ社。屋外広告物の施工実績は多く、地元のデパートや大手企業のビルに設置する大型文字サインやネオンサインを施工してきました。

さらに公共施設や病院、駅構内の電飾サインや近年はデジタルサイネージなどの交通広告なども手掛けています。社名のアイ、セイは「愛」と「誠」を表しています。

同社は深澤良介氏が長く社長、会長を務めていて、私が業界にいた当時は社長で、大手企業とつながりが強く、安定した会社といえます。

求人募集は35歳未満のサイン関係、交通広告関係の営業職を募集しています。給与は20～25万円、年収だと250～350万円です。

転職の場合はスキルのある場合給与は変わってきます。サインや交通広告関係は時間外の仕事も多くなるため、広告の仕事の好きな方にはお勧めですが、厳しい面もあります。

女性の人数は少ないようですから、厳しい環境かもしれません。私も会社を訪問したことがないので、詳しい会社の情報は就職エージェントに相談してください。

シンヨーネオン電気

愛知県北名古屋市石橋惣作8
従業員18名
売上高３億4100万円
國定親社長

昭和43年創業の屋外広告、ネオン、LED、インクジェット印刷、シート加工を専門に行っている地元でも中規模の会社です。

ただし、ネオンを扱える会社はそれほど多くないため、貴重な会社で、下請けでネオンを製作するケースもあるようです。社長の家族である國定家の人間が多いのは、この規模の会社ではよくあることですが、家庭的で、結束が固く安定した企業なのは間違いありません。

また、修理や点検などのメンテも気軽に頼めるところがこの規模の会社のいいところです。

私の知っているシンヨーネオン電気の社長は先代の國定嘉文氏。修業して独立した苦労人の一人で、クロードネオン電気の出身者です、苦しさを味わって成長していった方の一人です。

名古屋でネオンを始めた人は必ずと言っていいほどクロードの岩井社長に世話になっています。同社もその流れを汲んで居る会社の一つです。

求人は営業、工場勤務のどちらも募集しています。ただし、給与の点は他の企業から見ると低いのは否めません。営業、工場勤務ともに初任給は20万円を下回ります。

通勤は自宅から60分以内の地元の者に限り、電気工事士や屋外広告士の資格があると有利です。採用試験や面接、会社訪問は随時実施しています。

詳しい会社の情報は就職エージェントに相談してください。

アイワ工芸

愛知県名古屋市中村区宮塚町183
従業員11名
売上高１億3000万円
横地健至社長

昭和43年に先代の横地隆二会長が独立、電話帳の最初に掲載してもらおうとしてつけた名前が「アイワ工芸」でした。

高度成長の波に乗って仕事は順調で、自分の好きな道に進みたいと考えていた現社長も会社が忙しくなるにつれて、社業を手伝うようになり、会社を継ぐ決心をしたようです。

そして、バブル景気の時代になると機械化によってさらに仕事は増え、愛知万博の開催で最盛期を迎えます。

しかし、その後は同じようなわけにはいかず、会社の体質改善を図り、下請け体質から内製化に変えていきますが、売り上げは激減します。

しかし、それを乗り切るために「外観リノベーション」という独自サービスを始めます。さらにホームページを作りやデジタル時代には逆行しますが、手書き職人の技術を生かした製作の取り組みをしています。

採用は現在していませんが、コンピュータの扱える人材を求めています。Photoshopやillustratorの扱える人、インクジェットプリンタの出力ができる人、ホームページ制作の知識がある人のほか、展示会図面のわかる人、空間デザインの経験がある人を求めています。

詳しい待遇面などは就職エージェントに相談してください。

日本街路灯製造

愛知県名古屋市熱田区五本松町1-8
東京・大阪支店　札幌・福岡営業所　従業員140名
売上高20億円　後藤潤一郎社長

サイン関係とは少し違いますが、同社は街の街路灯屋さんとして昭和24年に創業します。オリジナルの街路灯を製造する日本に数少ない企業で、現社長は3代目になります。

総合カタログを見て注文するケースが多いようですが、単品物のオリジナルの注文にも応じてくれるところが同社の特徴です。

創業は昭和24年で70年の歴史があり、昭和35年に現在の社名になりました。現社長は3代目で平成24年に就任しました。

街路灯というとすぐに公共需要を思い浮かべますが、実はそればかりではなく、商店街についている名前の入った街路灯やアーケードの入口についている大きなアーチ手掛けています。さらにモニュメントのような造形製品もあります。

お客の要望に合わせ、入念な打ち合わせのもとで作られる街路灯は芸術的なものも数多く、創造性の豊かな仕事です。また、メンテナンスやリニューアルの要望にも応えるのも同社の仕事の一つです。

採用は卒業見込みの大学生、短大生、専門学校生、高校生で、学科を問わず募集しています。

勤務地は名古屋以外にも東京、大阪の支店も可能。勤務時間は8時半から5時半です。新卒採用のほかにも中途採用も随時募集しています。

会社説明会などの問い合わせは電話かメールで受け付けています。給与は25万円～35万円、このほかにインセンティブもあります。初年度の年収は350万円程度。詳しい情報は就職エージェントに相談してください。

表示灯

名古屋本社
〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目2-11
東京本社　〒107-0062 港区南青山5丁目12-22
従業員445名　売上高126億5800万円
上田正剛社長

現在は東京、名古屋の両本社制になっていますが、昭和42年に名古屋で設立された会社です。東京進出は3年後の昭和45年、10年後の昭和52年に現在の「表示灯」の社名に変更しました。

同社の主力である広告はJRや大手私鉄の交通広告ですが、同社の成り立ちは駅に設置された周辺の地図に企業やお店の場所を表示した地図・案内サイン「ナビタ」。名古屋鉄道や名古屋市営地下鉄に設置されたのが最初です。

平成の時代に入り、首都圏JR主要駅にナビタが設置され、平成16年の営団地下鉄（現東京メトロ）への設置が始まった時代に当時の吉田久味男社長に取材をさせていただいたことがありました。現在の上田正剛社長は当時営業部長で同席していただいたよう記憶しています。

会社の歴史やナビタを始めた経緯、さらに同社の企業スポーツであるグランドホッケイの話をお聞きしました。その後、ナビタは自治体の庁舎内、交番などにも設置され、今ではスマホと連動して緊急時の災害情報、避難場所への誘導にも対応するように進化しています。

東証2部の上場企業なので、給与は平均600万円程度で高給の部類に入るでしょう。ただし、歩合やインセンティブが含まれるので、営業で頑張らなくてはこの金額はもらえないでしょう。

新卒をはじめキャリアを持った転職組も多く、同じ広告業界からの転職者もいます。募集は規模拡大や欠員が出た場合に営業所ごとに随時、電話やメールで行っているので、問い合わせが必要です。

就職エージェントに相談すればもっと詳しい情報がわかるでしょう。

長田広告

愛知県津島市東柳原町5丁目5番地1
従業員931名　売上高136億7,800万円
長田一郎社長
営業所は国内73拠点
海外もミャンマーとマレーシアで展開

1963年に先代社長である長田幸安氏が設立した屋外広告会社で、50年以上の歴史があります。当初は野立て看板が主な事業で、新幹線の車窓から見える看板やロードサイドに立った誘導看板が主な事業でした。

その後、看板設置の規制が厳しくなり、同社が禁止地域に建てた看板が問題になり、批判されたこともありましたが、媒体を確保する猛烈なバイタリティで、その数を全国に増やしていきました。

現在の社長は先代の息子になり、まだ専務だった時代に何度かお会いしたことがありますが、礼儀正し感じのいい方でした。

事業は従来の屋外の野立て看板をはじめ、JR東日本管内の交通広告、全国480以上の自治体庁舎内、病院、大型ショッピングモール、道の駅などにデジタルサイネージを設置し、広告付きのインフラ整備事業を展開しています。

広告付きバス停上屋の整備や郵便局内の広告事業も手掛けています。

平均給与は440万円（36・7歳）という金額ですが、中でも営業職は完全な成果主義なので、契約を上げれば年収はどんどん上がっていく仕組み。

労働環境は決して良くないという意見も多く、退職金制度はあるが、ほとんど期待できないといいます。他にはない利点は屋外広告から交通広告、映像広告など、多岐にわたった仕事を経験できる点です。

求人は新卒、中途採用の両方で、新卒は15名程度の採用枠で総合職のようです。マイナビやリクナビからのエントリー後に面接、内定、インターン制度もあるようです。

中途採用は、経験者ばかりでなく未経験でもOK、採用は各営業所単位で行っているので、直接負い合わせるようになっています。

同社は広告業界の中では癖のある会社なので、就職エージェントに相談し、正しい情報を仕入れてから申し込んでいただきたい企業です。

業界のQ＆A　名古屋編

Hさん

読者の質問に答えます

未経験の場合どんな職務経歴であれば、採用されますか？

サイン業界はものづくりという一般社会から見ると少し特殊な業界ですから、いきなり工場で働くのは難しいかもしれません。でも、東京や大阪で仕事をしていて地元に戻って仕事をしたいという方には営業職をお勧めします。

サイン業界には全くサインのことを知らないで入ってきた人もいます。多少の絵心のある人が多いと思いますが、営業センスのある人、人と会って話すのが好きな人ならば大丈夫です。

相手の話を聞いて会社に帰ってそれを詳しく伝えられる能力があれば充分やっていけます。

サインやディスプレイは出来上がっている商品を売る商売ではないので、一番大切なことは相手の希望を聞いてそれを他にはないオリジナルな一品物の製品にすることですから、イメージを製作スタッフに伝えられる能力があれば大丈夫です。後は人柄がよく、まじめな人ならば必ず採用されます。

名古屋で働くメリットはどんなことでしょうか？

名古屋で仕事をする難しさは想像以上とよく聞きます。東京や大阪とは違う特有な気質があるといいます。

大阪は商売がうまいとよくいいますが、決してそうではなく、よく京都や奈良、滋賀の業者に負けることもあり、大阪はお人よしだからとさえ言われています。

業界でも名古屋と仙台は商売が難しいことで有名です。お金を払う寸前に注文をつけたりすることがよくあると聞きます。ですから名古屋で育った業者はしぶとく、なかなか後に引きません。それを身につければどこへ行ってもやっていけます。

多少苦労しても名古屋で修業することはプラスになります。ネオンサインの業界でも名古屋で業界のことを叩き込まれ、その後、東京で成功した人はたくさんいます。

名古屋から都会で働くステップにできますでしょうか？またどうすればいいでしょうか？

名古屋という土地柄は昔から天下を統一した人物が出るくらい優秀な人物を輩出しています。逆に考えると苦労が多い土地柄なのかしれません。ですから知恵を絞ってのし上がる人物が出るのでしょう。

でも、今商売をするならば拠点は東京や大阪が有利です。だからこそ名古屋で修業した人が大都市に出て仕事をするならチャンスは大きくなります。

東京支店を作って進出する好機を逃さずに自分から転勤を申し出ましょう。自分の力を試すチャンスです。いずれは名古屋に戻ることを考えている人ならば、名古屋の企業に入って、東京や大阪で実績を上げて名古屋に戻る人生の設計図を作り、出世するシミュレーションを思い描いてみましょう。部長や役員になって名古屋に戻れば、最高の人生ではないでしょうか？

名古屋も仙台も十分に都会ですが、経済圏はやはり違います。地方都市で甘んじることなく、もっと広い世界で活躍するチャンス充分はあります。故郷に錦を飾ることも可能です。

まずは、会社に入って仕事を覚えることです。当然厳しいこともあるでしょうが、頑張れば道は開けます。今のように景気がよくない時代に蓄えた知識は後で役に立ちます。そして、名古屋の人間は自分が東京や大阪の人間を出し抜いて成功した話が大好きです。そんなノウハウを数多く身に着けて仕事に活かしていただきたいです。