就活アドバイザーのオリーヴです
今日は、「出世できない」という、誰もが気になるテーマについてお伝えしたいと思います。出世っていうとみなさんはどういうことを想定されていますでしょうか?
入社した頃は、役員まで上り詰めたい、いやいや局長まで、最低限の部長まではポジション獲得したい!そんな思いを抱いていませんでしたか?
または、そこまでは考えてなかったけど、できればマネージャークラスにはなりたい。という欲が出てきた。など、後輩が入社してきたことで意識が変化したなど、様々あるのではないでしょうか?
同じように働いているのに、それなのに、どうしてなの?なんで?部下や同僚が出世していくの?
そんな思いは誰もが感じるのではないでしょうか。
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Contents
広告代理店は出世できない?
広告代理店は出世しにくい業界といわれる場合もあり、悩んでいる人は少なくありません。
その理由として、配属先やクライアント、社会情勢、社内規定、そして性別といった様々な要因が挙げられます。
これらの理由は、出世のための大きな障壁になるケースも多く、自分の実力が発揮できずに埋もれてしまうことがあるからです。
ここでは、それらの5つの理由について紹介し、なぜその理由が出世できない理由になるのかをまとめました。
これを読めばきっと、なぜ自分が出世できないのか納得できるのではないでしょうか。それではお話していきましょう。
入社時の配属先が不運だった
広告代理店に限らず他の企業であっても入社時の配属先で全てが決まってしまうケースも少なくありません。
しかし、広告代理店の場合は、特にその傾向が強いといえるでしょう。
その要因は仕事の内容や上司が大きなウェイトを占めます。仕事の内容は出世できない要因第一位です。
自分の希望しない部署であったり、自分に向いていない業務だったりすると、実力を発揮することはできません。
これでは社内の評価も上がらず、当然出世できないのは目に見えています。
次に上司は広告代理店の出世できない理由です。
むしろ非常に大きなウェイトを占めているかもしれません。上司の能力が低く、部署全体で十分な成果が出せない場合、こちらも社内の評価を下げてしまいます。
結果として上司によって出世を妨げられます。また基本的に上司が出世しないと、こちらも出世できないのは広告代理店も他の業界と同じです。
そのため、だめな上司だといつまでも出世することはなく、そのまま定年を待つしかありません。部署異動などあれば良いのですが、そういった異動も広告代理店は少ないため望みも薄いといえます。
単にだめな上司であれば良いでしょう。そのだめさにパワハラが付くとどうしようなくなりますが。
課される仕事内容が厳しく無理な進行を強いて、結局失敗し怒鳴り散らすだけの上司では意識していても、十分な成果は出せません。
さらに足を引っ張る上司もだめです。いわゆる、部下の成果を横取りする上司です。いますよね?そこらじゅうに、心が狭いというか・・なんで部下と一緒に成果をあげたと言えないのか・・・
こんな上司についたら、部署を離れるまで評価されず、出世は遠のくでしょう。「まったく!やってられないよ」と言いたくなります。
上司も過去には、他の部署で苦労したかもしれません。うだつがあがらず、やっと異動先でポジションまで獲得できた。
しかし、うだつがあがらない上司によって、仕事の成果が台無しにされ報われないというのは、出世の大きな妨げです。
このように社内の環境も出世できない要因といえるでしょう。
クライアントが不運だった
担当したクライアントの相性が最悪の場合も、出世に響きます。
クライアントの質と予算に問題があると、どんなに優秀な社員が対応しても広告代理店の業績が上がらないからです。
その結果、出世できない要因となるでしょう。
さらに、クライアントの担当者の質が悪いと出世できません。
無理な要求ばかりしてきて、何度もやり直しをさせられたり、怒鳴られたりといったクレーマークライアントだと実績も上がらないでしょう。
こちらも一向に結果が出せないので、評価が上がりません。
クライアントが極端にケチな予算でも問題があります。請け負っても売上が出ないため、社内の評価も低下します。
さらに、この質の悪さとケチさが重なった場合は、最悪です。割に合わない仕事をさせられた上に大してお金を捻出できず売上があがりません。
そうなると、結果として広告代理店の出世できない大きな要因です。
コロナ禍のタイミングが不運だった
社会情勢などの外部要因のせいで出世できない場合も少なくありません。
特に広告代理店の場合、社会情勢の影響をまともに受けるので売り上げがあがらなくなります。さらに社内で早期退職や希望退職などの人員整理が始まったら、出世どころではなくなるでしょう。
昨今はコロナの影響もあり、売り上げをあげる要因がどんどん遠のいていきます。
もはや、出世できない以前に社内にいられないという心配すらしなければなりません。
社内規定変更が不運だった
広告代理店は、保守的な社内の風潮に反して、トレンドを追っていく業界です。とうぜん社内規定もトレンドに合わせてどんどん変わっていきます。
例えば英語力。
国内の内需縮小に伴って、広告代理店も海外に視野を広げなければなりません。
海外の大手広告代理店と提携したり、海外の中堅広告代理店を買収したりといったケースがどんどん増えていきます。
そうなると、出世の条件がTOEIC730点以上や海外勤務経験が付いてくるといったケースも出てきてしまいます。
さらに英語力に関する評価が社内規定で定められたとしたら、急に社内ルールを変えるなよといいたくなるでしょう。
今まで日本語で培ってきた営業能力が、水泡に帰す場合もあり、これでは出世できない状況になっているといっても過言ではありません。
女性ならば、結婚・出産で諦めるしかなかった・・・・
広告代理店で女性は出世できない理由になります。
その理由とは、プライベートをすべて捧げないと広告代理店では出世できないからです。
休日出勤や徹夜での連勤、飲酒を伴うコミュニケーションやクライアントの接待ができないと出世は望めません。
特に日本企業はその傾向が強いです。
この悲惨な状況を受け入れないと出世できないのが広告代理店業界です。
つまり、結婚や出産といったプライベートに関する行為をすべて諦めなければなければいけません。
男性であればなんと結婚出来て、育児も女性に任せてしまうといった行為ができます。しかし、日本では女性が男性と同じよう育児を相手に任せるのは未だに困難です。
こういった性別の壁が出世できない要因になってしまいます。
まだまだ日本企業は変わっていません。多くの女性たちのため息が聞こえてきそうですが、ある意味賢い選択をしているのかもしれません。
生きのいい部下が入社して、どんどん先に出世していきますから、やっていられません。しかしそういった怒りややるせなさを早い段階で知ることになる。
結果として、社内の煩わしさをさっさと諦め、程よい部署に異動して生きていく。それは賢い選択であるかもしれません。
しかし、出世という道を早々に諦めることになります。
30代ではポジションを獲得したいが・・
広告代理店では、早い段階で幹部候補と一般社員という階級分けがされてしまう傾向です。30代の時点で、だめな社員と幹部にしたい優秀な社員とがふるい分けされてしまいます。
仮に30代の段階で、不幸にもハズレのクライアントに当たり、不安定な社会情勢にほんろうされ、とどめは上司がダメだったとしたら、出世できないでしょう。
30代の段階で評価をされて、ランクを上げ続けないと出世コースには登れません。
ここでは、出世できない足かせについて解説していきましょう。
部長になれる人となれない人とは?
部長になれる人となれない人の違いは、譜代社員か外様社員になってしまうかどうかです。広告代理店も、企業であり実際には社内の政治に左右されます。
例えば主流派でない上司に当たってしまったり、ついてしまったりすると出世できない世界です。
男女平等と言っても結局縦社会、男社会であり、いうことを聞く部下で、しかも社内の主流派に所属しないと部長になれません。
一番需要なことは、社長に評価されている、役員と部長をよく見極めることです!
会社で評価されないならば、ヘッドハンターという手もある
会社で評価されない場合は、ヘッドハンターの誘いを受けるという手もあります。
広告代理店は、優秀な人材であれば同業他社から引き抜きが行われる場合が少なくありません。
そういったヘッドハンティングの対象になれる人材として個を磨くというのも手です。
具体的にはクライアントから高い評価を得ている必要があります。
こういったクライアントからの評価は他社にも知れわたるため、ヘッドハンターから誘いを受ける場合も多いのです。
ただ、それ位の人材でないと部長にはなれないでしょう。
出世できない会社に未来があるのか
広告代理店で出世できない状況で未来はあるでしょうか。
結論を言えば、生き方を工夫すれば未来は開けます。
ここでは、そういった生き方にフォーカスして広告代理店で出世できない場合の処世術をお話ししましょう。
アドテックなど、デジタルが主流
広告代理店は過渡期で、デジタルが主流です。
古い従来型の広告代理店は淘汰されるでしょう。
つまり、社内のデジタル部門やそれに関連した業務に従事できるように生きていく必要があります。
ただ、デジタルという部署は非主流派であり出世は望めません。さらに利益率も悪いため、成果も出せないでしょう。
しかし、主流派だったと思っても部門ごとリストラされる恐れのあるのが現代の広告代理店です。
出世できないもののデジタルに賭けるのは広告代理店の企業内で生き残る重要なスキルといえるでしょう。
関われるのであれば、数時間、数日単位で広告を動かした経験を作るのがおすすめです。
今の会社で出世しないなら、社畜としてやるしかない!
最後が割り切って、社畜として広告代理店の社内で頑張るのも手です。
社長はおろか、役員や局長、部長にはなかなかなれるものではありません。
しかし、そういった人々に尽くして出世するのも生きる道です。頑張って定年まで働いて、年金や退職金を満額もらえるように頑張るのです。
はたから見ればカッコ悪い生き方かもしれませんが、それがある意味最も賢い生き方かもしれません。
会社に忠誠を誓って働くことに集中するならば、社内政治をフル活用していくべきです。
役職やタイトルに拘らなければ、副業で満たす
広告代理店社員という肩書きがあるだけでも現代では十分です。
その肩書を生かしたり、むしろその肩書に頼らず副業で出世できない分の収入を補うのも手です。
トータルで稼げれば問題ありませんから、副業を研究をして生活費の足しにしていきましょう。
ネット社会の時代ですから、個人で稼ぐ時間を捻出して、会社にいながら会社以外から収入を獲得する。
これが今一番賢い生き方ではないでしょうか?
得意な分野を強化して、教えるなどできることはあるはずです。ブロガー、アフェリエイト、動画編集やWEBデザインなどできることを、空いてる時間を使って始めるのもよいのではないでしょうか?
出世できない広告代理店勤務を見限って転職も視野に
こういった時代に対応するのは辛い、広告代理店で出世できなければ意味がないといった心境の方も多くいます。
出世できない広告代理店に勤務するよりは、思い切って転職してみましょう。
転職することで、出世できなかった力を新天地で生かすこともできます。
また、社内の評価が適切であれば中途であっても十分出世するチャンスがあるでしょう。
今いる広告代理店を辞めて転職し、新天地で頑張るのも手です。
まとめ
今の広告代理店に未来がある会社なのかどうかの見極めが大事です。
特に従来型の広告代理店に勤務し、非主流派の部署や上司についている場合はなおさらです。
しかし、デジタル分野に賭けたり、副業をしたり、あるいは上司に取り入って一生懸命生きれば活路は見いだせます。
もし、そういった生き方が気に入らないのであれば、転職サイトを利用してみましょう。
今は、在職しながらでも評価を受けたり、オファーや転職活動を行ったりといった活動ができます。
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