いま業界ではいちばん注目されるのがインターネットの広告代理店です。2019年度の広告費は従来型のマス広告を抜き、21,048(億円)になりました。※電通データ調べ
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インターネット広告代理店の売上ランキング一覧とは?
クライアント(事業会社・メーカー・中小や個人事業主)の代理でインターネット広告の制作、実行。運用を行う広告代理店のことを指します。
4マスが主流なのが、総合広告代理店です。インターネットを活用した広告媒体をメインで扱うのが、インターネット広告代理店となり、インターネットを活用した広告の多種多様なメディアを活用して売上をあげています。
インターネット広告代理店売上順位
2019年度(※は2018年)サイバーは113%で成長しているのでやはり凄いですね。
1位 サイバーエージェント 4,195億円
2位 D.A.コンソーシアムHLD 2,083億円 ※
3位 オプトHLD 826億円
4位 セプテーニHDL 723億円
5位 アドウェイズ 423億円
6位 ファンコミュニケーションズ 375億円
7位 GMOアドパートナーズ 319億円
8位 インタースペース 232億円
9位 フルスピード 180億円
10位 バリューコマース 175億円
10位 アイモバイル 156億円
5位以下の広告代理店も創業して年数が十年ぐらいにも関わらず急成長してる会社が多いから、これからまだ拡大する余地があります。
ネットの広告代理店の業務内容は様々で昔の代理店のような決まった4マスの仕事ではなく、多岐に渡っています。
インターネット広告代理店の3大会社とは?
- サーバーエージェント
- D.A.コンソーシアムホールディングス
- オプトHLD
サーバーエージェントの特徴とは
- アメーバブログを運営
- 「サイバークリック」のサービスをオン・ザ・エッジとの協業で開始
- クリック型保証広告
- AMRBATVインターネットテレビ&ビデオエンターテインメントサービス
- ゲーム会社
もともとはネット広告代理店事業でしたが、動画メディアとして有名なAbemaTVをはじめ、最近は業務の多くの業務を多数手掛けています。
音楽配信の「AWA」、2009年にスマホゲームの「グランブルーファンタジー」の「Cygames」、DSP配信事業の「マイクロアド」など。
ライブ動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」ソーシャルメディアサービス、CCAnimation(シーエーアニメーション)を設立してる。
アニメ制作事業に本格参入。インターネット関連会社も多数持ってる。
D.A.コンソーシアムホールディングスの特徴とは?
- 上場廃止
- インターネット代理店である株式会社アイレップをもつ。
- 博報堂とのつながりが強い
- 強いクリエイティブと高度なテクノロジー
D.A.コンソーシアムホールディングスは博報堂DYホールディングスの完全子会社。共同持株会社が東京証券取引所第2部に株式を上場していましたが、平成30年10月25日に上場廃止
DACグループおよびアイレップグループは1,000名以上の社員。主にデジタルマーケティングコミュニケーションを手がけてる。
広告枠の仕入れ・販売、コンサルテーションからプランニング、運用、結果の解析までをトータルに支援する広告取引関連サービス、メディアの特性を活かしたクリエイティブ制作がメイン。
豊富なデータと高度なテクノロジーを掛け合わせたソリューション開発・提供や、グローバルなプロモーション支援などを行う。
アドテクノロジーに関しては自社プロダクトが豊富。代表的なものにAudienceOneがあります。
AudienceOneは、月間4.8億ユニークブラウザーと9,000万のモバイル広告ID、1兆レコード以上の膨大データを解析するなど、国内最大級のデータ・マネジメント・プラットフォーム
DMPで、Webサイトの行動データやCRM、広告配信結果、パネルアンケート結果など様々なデータを統合し、分析したり、可視化する。
オプトHLD
- デジタル広告強み
- 分析力能力が高い
- 自社に計測ツールアドプランがある
- 独立する社員が3割
- デジタルコンサルの人員が足りない
オプトはインターネット広告を中心に、デジタルマーケティングに強みを持つネット広告代理店。インターネット広告では老舗の会社。
大手企業のインターネット広告を行っているので、能力が高い集団が多い。
最近では、ネット広告代理事業以外にも、アドテクノロジー、デジタルマーケティング分野も積極的に仕掛けている。
広告効果の計測ツールアドプランを自社で持っているので分析が強み。制作は外注が多く、広告を中心としたソリューションが中心。
デジタル全体のコンサル人員が少ないので、人員強化をしている。
セプティーニの特徴とは
- 人材採用コンサル事業
- インターネット広告
- ウェブ漫画「GANMA!」
セプテーニの創業は、もともと人材採用コンサル事業。2000年頃からインターネット広告やデジタルマーケティングに携わる。
ネット広告代理ではFACEBOOKなどSNS広告などに強みがある。近年ではウェブ漫画「GANMA!」といったコンテンツ事業にも力を注いでいます。
インターネット広告代理店の仕事内容
実際にインターネット広告代理店の仕事の内容はどのようになっているかですが、大きくは3つに分かれていることが多いようです。
営業職
営業は、実際に仕事を獲得するために、売り込み・電話・メールなど様々な活動を行っています。実際に案件獲得のために、売り込み企画を作成したり、クライアントに業務拡大のための提案を行ったりしています。
運用&分析職
総合広告代理店にはない職種となります。特に運用や分析があることが今までと違う職種となります。
インターネット広告では流れとして、広告を制作して入稿して終わると言うことがありません。特にインターネットは、常に顧客のニーズ状況が変動されるため、入稿した広告金額や検索数や検索語句によって、広告が表示されたり、クリックされたりします。
そのため、実際は広告制作段階よりも運用や分析が重要になっており、解析し修正を行い成果をあげることが一番重要な職務となっています。
エンジニア職
インターネット広告では、クライアントのために広告媒体向けに独自の管理システムやLP(ランディングページ)の改善など同時に行うことが主流です。
また近年はオンラインでの購買、オンラインでの決済が伸長しEC販売と連動したものも盛んになっており、もはやエンジニアと連動した広告運用は必須となっています。
エンジニアの領域は急拡大しているため、常に人員が不足している傾向にあります。
インターネット広告の種類とは?
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- 動画広告
- その他(ネットTV、ネットゲーム、アニメ、など様々)
ネットで検索した時にキーワードと合わせてGoogleやYahooの広告に検索をしたときに表示される広告こと。テキストで表示されるのが、リスティング広告。
広告費は広告をクリックした時にだけ発生します。キーワードや広告文に対し広告予算を入れ、「クリック課金型」で、数百円から運用する広告。特にLPの申し込み、商品購入、メルマガ登録をCV(コンバージョン=目的)とした広告。
ディスプレイ広告
いわゆるサイト上にバナーで表示される画像や動画広告のこと。
WEBサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告ね。バナーで表示されることが多いため、バナー広告とも言うわね。
特によく見かけるのか、Ýahooニュースなどを見ている時に表示されるバナー広告。
画像で表示されるので、新商品でタレントを起用したり、画像や動画でインパクトをもって訴求したい広告商材に向いてる。
広告費用もリスティング同様にクリック課金型で、「運用型広告」に分類される。
SNS広告
SNS広告とは、その名の通りTwitterやinstagram、Facebookのタイムラインなどに表示させる広告。
動画や画像で表示させることもできます。最近は動画が主流になってきてるわ。SNS広告の多くもクリック課金型で、運用型広告の一部です。
動画広告
動画広告は、みんなもよく知っている、Youtubeやニコニコ動画などの動画サイトで表示させる広告ね。
特にYOUTUBRは、動画を見ている時にCMのような形で5秒間流されるバンパー広告やTrueView広告など。
TVのように広告表現が動画で行えるため、視聴者に対して強い広告訴求を促せるのが特徴。動画広告も1視聴あたりに対して広告費用が発生するため、運用型タイプの広告ね。
その他(ネットTV、ネットゲーム、アニメ、など様々)
ネットを活用したビジネスは拡大をし続けています。
インターネット広告代理店の待遇はいいの?
実際には各会社によって年収のレンジは様々ですが、年齢に関係なく実際に運用できる人材は必要とされています。そのため、待遇が良い条件の会社が多いところもあります。
インターネット広告自体が市場成長している
冒頭でもお伝えしましたが、インターネット広告が、広告業界を牽引しており、扱う金額・案件伸びている状況になっています。4マス媒体はどれも前年割れをしている中、各社前年対比でも数パーセットから数倍まで伸長している会社も存在します。
ただ実際には人員が不足しており、人員確保が難しい状況であることも確かです。そのため入社してまだ日が浅く力量が伴わないまま実作業をすることもあるため、優秀な人材の確保が難しいことが課題でもあります。
実力主義で年功序列ではない
インターネット広告代理店の歴史は浅くここ20年ほどの歴史であるため、従来の年功序列制ではない評価スタイルがほとんどです。
また、近年のベンチャー広告代理店もインターネットを活用した広告代理店が多いため、若くして社長や取締役などの役職についている人も多く、年収も高めです。年齢が上の層でついていけない社員は転職をするケースが多くみられます。
インターネット広告の忙しさは?
結論から言えば忙しいことには変わりはありません。しかし従来のような働き方は見直しされていることと、会社によっては定時で残業しない会社もみられるようになりました。
その理由には、不足しているエンジニア職や分析職の人材不足があり、過度に働きすぎると退職者が増え人員不足に陥ることもあるようです。
ただ、広告業界が忙しい背景には、クライアントのニーズに応えていることもありますので、発注側の意識が変わって行かなければなりません。
インターネット広告代理店に転職したい方
現在インターネットの広告は、高い市場成長で広告業界全体を牽引しています。そのため、この数年でいくつもの会社が起業・設立され、マザーズの上場など果たしています。その勢いもあり、インターネット広告分野の人材が追いついていない状態です。
現在の広告代理店の転職の状況では、実際ある程度の経歴や実績があれば、人材が欲しいと考えているため、能力さえあれば転職活動がしやすい状況になっています。
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30代の転職後の働きやすさ
インターネットの広告代理店は、全体的に若い人材が多く、閉塞感はありません。また転職や起業する人もいます。新卒では、5年後には1/3は辞めていきます。
なので、働きやすさでは、成長意欲やネット関連に強い関心があれば、疎外感もなくなじむことができます。
一方で、新しい取り組みや分析、運用などの能力を強化しようと思うと残業は多くなる。
基本はチームで仕事をしますので、コミュニケーションもフレンドリーであるところが多いので、働きやすいさでは◎です。
職場の雰囲気
基本はチームで仕事をしますので、コミュニケーションもフレンドリーであるところが多いです。
雰囲気では、アットホームな所もある。ただし広告運用分析などは時間がいくらあっても終わりがなく、切磋琢磨していかないと遅れてしまうという緊張感がある。
職場も明るく雰囲気では◎の所が多いです。
就活・転職でも有利なアピールポイント
仕事で発揮できる能力が多少足りなくても、学ぶ姿勢があれば会社で活躍する機会もあります。今後益々インターネット広告が伸長するため活躍できる場が多くあります。
広告代理店からの転職の場合
ポイントになってくるのは実績です。クライアントできちんと誠実に向き合っていたかを示す数字や作品などをまとめておきましょう。
- クライアントにどれだけ貢献した作業を行ったか
- 広告の成果の数字や成果物
- 連携した作業や進行管理ができていたのか
- 予算管理やクライアントからの評価について
広告代理店以外からの転職の場合
広告の実績がない場合は、現在ある強みがセールスポイントとなります。
- 前職で培ったスキルで広告に貢献できるスキル
- 保持している資格や専門性の高いスキル
- これから更に貢献できる
- 熱意や意気込み
必要な能力をあげ転職を有利にする
インターネット関連のスキルをあげることで、転職を有利にすることができます。インターネットを活用した広告は主に、テキスト・動画・写真に分かれます。副業も盛んになっているため、いつでも能力やスキルを磨いておけば、有利に転職活動をすることができます。
特に、YOUTUBEの動画コンテンツ、まだこれからも伸長すると言われています。個人でも稼ぐ人たちも多く存在しますので、スクールやオンライン授業で学習することもおススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか?インターネット広告は注目の分野ですので、常に情報をキャッチアップしておくことが求められます。ただ職業としては安定して収入をえることができますので、転職先としてはお得ではないでしょうか。
自分にマッチした会社を見つけよう!(自己分析に役立つ)
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